基礎技術について

介護職として介護の現場で働く上で、今や個別支援の考えは欠かせません。
一人ひとりの利用者によって支援の仕方は様々であり、その都度柔軟に対応していく必要があります。
しかし、そうした応用技術を実践する前に基礎技術を身に着けておかなければなりません。
これは、自分の意識や考えと実際の行動とを結びつけることができるためです。

介護をするにあたっては、「安全」「安楽」「自立支援」という考えが基本となります。
「安全」については、介護者・利用者が安全に介護を行うというものです。
介助する際に周りに危険なものはないか、支えている位置は適切で転倒を防ぐことができるかなど、危険がつきものである介護を安全に行っていく意識を持つことが大切です。
「安楽」は、利用者が適切な姿勢で食事をしたり就寝したりできるかを考えます。
特に食事面では誤嚥してしまう危険性があるので、安全面とも繋がります。
「自立支援」は、何でも介護者がやってしまうのではなく、自分で出来ることは利用者自身にやってもらうことで生活意欲の維持を図ることができます。

また、介護職につきものなのが腰痛ですが、これはボディメカニクスを上手く活用することで腰への負担を軽減することができます。
例えば、ベッド上で上方移動する際にはまず利用者の膝を立てて腕を胸の前で組んでもらいます。
こうすることで背中とベッドがついている面積が減り、摩擦による抵抗が少なくなります。
そして、介護者自身の体重移動によって利用者を上に移動することで、腰への負担が軽減できます。
以上述べた通り、介護職が基礎技術を身に着けることはとても大切であり重要です。

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